亀阜まちなかホタルプロジェクト

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まちなかホタルプロジェクトとは

「亀阜の自然と暮らす街づくり」をテーマに、ほたるの住めるまちづくり・環境づくりを目指したプロジェクトです。

亀阜コミュニティは、峰山や紫雲山、栗林公園がある自然豊かな地域です。私たち大人には、その自然を次の世代へ残す責任があります。そして、これからの世代である子どもたちにも、この地域の自然に親しみを持ち、将来にわたって守り伝えていく存在になってほしいと願っています。

このプロジェクトでは、まずほたるが安心して住める環境づくりを進めています。ほたるが生きるためには、きれいな水と空気が欠かせません。それは同時に、私たちが住む地域全体の環境を守ることにもつながります。私たちは、未来に向けて、子どもたちと大人が一緒に力を合わせ、自然環境を大切にし、守っていくことを目指しています。

そのために、まずは大人たちが率先して環境保全に取り組み、子どもたちが自然の大切さや美しさを身近に感じられる環境を整えたいと考えています。そして、将来的には、この亀阜の自然が彼らにとって誇りとなり、成長してからも故郷に帰ってきたいと思える場所にすることが私たちの願いです。

地域の方の想いと助けと理解で成り立つプロジェクト

「ホタルが飛び交う校区になったらいいな」という想いは2017年頃にさかのぼります。
当時、亀阜校区コミュニティ協議会の会長をしておられた澁川さんが、ホタルの幼虫を摺鉢谷川の上流のお不動さんの付近に放流しておられたそうです。それは、摺鉢谷川を下ったほたるがこの地域に定着し、毎年子どもたちが見られるようにするためでした。

2019年、お一人ではなかなか思うように繁殖させられないということで、その夢を亀阜おやじの会に託してくださいました。
それ以降、コロナ禍も途切れることなく毎年放流を続け、2024年6月には八幡さん脇の摺鉢谷川にて大量の羽化に至り、産卵まで初めてこぎ着け来年に期待しているところです。

ここに至るまで、たくさんの方にご協力いただきました。
大野校区コミュニティ協議会からは幼虫を頂戴したり生育方法をお教えいただきました。
また、亀阜おやじの会と親交のある下笠居おやじの会に縁を取り持ってもらい、亀水(たるみ)の亀水会(きすい会)の高橋会長からは産卵採卵システムを教えていただきました。

地域のみなさんからも様々なご援助やご支援をいただきまして、大変感謝しております。また、摺鉢谷川や八幡さん周辺の住民のみなさまには、夜間の観察や観賞にご理解をいただきまして、心より御礼申し上げます。

亀阜コミュニティ協議会発足10周年記念の際に児童から募集して選ばれた標語にこのようなものがありました。
『亀阜の緑と暮らすまちづくり』
これからもホタルの飛び交う魅力溢れる亀阜のまちを目指して努力して参ります。

ここまでの取り組みをご紹介します


 
澁川さんに放流した場所を教えてもらって、ホタルの餌であるカワニナを放流しました。

 
これがカワニナです。大野校区コミュニティ協議会からご提供いただきました。

 
環境を荒らさないように、慎重にカワニナを放流します。

 
並行して亀阜小学校の泉水で、ほたるの幼虫を飼育します。

 
次の年は、自分たちの手で幼虫を放流しました。

 
これがほたるの幼虫です。

 
丁寧に放流。子どもたちにも手伝ってもらいます。

 
テレビにも取材していただきました。

 
安全そうな場所を探して放流します。

 
台風で増水した時など、頻繁に様子を見に行きました。

 
2024年のシーズン、子どもたちと観察に行きました。

 
今までになく、多くのホタルを見ることができました。

 
確実に大きく育つようになりました。